【外国人観光客】が本当に好きな【日本映画】って何? 現役古本店員が教えるマニアックな作品多数




どうもポーです!(@byebyeamaryllis

最近は海外からの外国人観光客がとても増えていますよね。繁華街には各国の言葉があふれていて、日本もやっと国際都市になったのかな、なんておもいます。

私は古本屋の店員をしているのですが、お客さんも本当に外国の方が増えました。つたない中学生英語でコミニュケーションをとってみると、みなさんかなりの映画通です。

しかも日本映画に詳しい!まあ日本に興味のある方が、遊びにきているので当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが(笑)

そんな外国人観光客が好きな日本映画は、黒澤明監督作品北野武作品AKIRA攻殻機動隊に、エヴァゲリオン、ジブリ作品などの人気アニメはもう定番中の定番です。

みなさんもこれぐらいの作品ならば思いついたのではありませんか?

2020年には東京オリンピック開催にともない、さらに外国人観光客が増えることでしょう。

ここでは一歩進んで、私が今まで外国人観光客好きな日本映画について話していたときに出てきた、マニアックな作品を紹介してみたいとおもいます。

これらの作品も知っていると、さらに外国人観光客と話をしているときに盛り上がりこと請け合いですよ。

では、いってみましょう!

1.ハウス HOUSE

1977年大林宣彦監督作品。主演・池上季実子、大場久美子、南田洋子。

時をかける少女」など日本を代表する映画監督・大林宣彦の劇場初監督作品。

夏休みに7人の少女が、おばさまの屋敷に遊びに行き、そこで次から次に巻き起こる惨劇を描いたB級ホラーアイドル映画です。

ハマーフィルムと呼ばれるイギリスのクラシックホラー映画のような色彩と、若い女の子が多数出演し、さらにチープなB級ホラーの映像がマニア心をくすぐり続けています。

公開から数十年たった今でも日本の一部の熱狂的ファンがいることで知られている作品です。

その波はネットで世界を飛び、とうとう2009年には全米の各都市で巡回興行という形で公開されました。

ロングラン興行は噂は噂を呼び、2010年にはイギリスとアメリカでDVD化されました。

もうこの映画は、海外のマニアックな日本映画ファンにはスタンダードになりつつあります。それほどよく「ハウス」の話題で盛り上がります。

ちなにみこの映画二本立てで公開されていて、同時公開は山口百恵と三浦友和主演の「泥だらけの純情」でした。

山口百恵の映画を見に来た人たちは、いきなりこんなホラー映画を見せられるとは、70年代は本当に素晴らしい(笑)!

7人の少女はあだ名で呼ばれており、それぞれ、オシャレファンタガリマッククンフースウィートメロディと呼ばれています。

このあだ名がすらすら言えたら、あなたもマニアの仲間入りです!覚えましょう!!!

 

2.タンポポ

1985年伊丹十三監督作品。
 
マルサの女」「お葬式」など問題作を撮り続けた伊丹十三監督作品。
 
人気のない潰れそうなラーメン屋が、奮闘して立て直す物語。ストーリーだけ聞くと、なんてことない話ですが、かなりの実験的作品です。
 
興行的には失敗していますが、伊丹作品といえば「タンポポ」という多くの支持者がいる一本です。
 
アメリカでは86年に公開されており当時もスマッシュヒット、その後も多くのファンを集め2016年にはニューヨークでリバイバル公開もされています。
 
タンポポ」は本当によく外国の方が見ていますので、あたなも見ていると外国観光客の人達と共通の話題で楽しめますよ。
 
日本でもテレビでちょくちょく放映されていたので、40代ぐらいの方なら一度は見た事があるかもしれません。
 
でも結構エロいんですよねこの映画。よく普通に放映してたな。素晴らしい80年代!
 
ちなみに、いまやハリウッドスターの渡辺謙さんも出演しています。
 
 
 
 

3.鉄男

1989年塚本晋也監督作品。

90年代の日本カルト映画の代表作といえば、この「鉄男」です。

ストーリーは、だんだんと自分の体が鉄になるサラリーマンの話です。

不条理なストーリーと、モノクロの粗々しい映像、鉄などの素材を駆使したスチームパンク感、コマ撮りを駆使した圧倒的な実験性など当時の映画界に痛烈な衝撃を与えました。

あまりのグロテスクな映像に途中退席する観客もいたほどの作品ですが、海外でもマニアックなファンからとても支持されています。

ちなみに私も高校生の時に見ましたが、数日食欲がありませんでした(笑)

かなりグロい映像がありますので見るときは、それなりの覚悟をもって見て下さいね!しかし我が国が誇るアンダーグラウンド日本映画の大傑作です!!!

4.薮の中の黒猫

 
1968年新藤兼人監督作品。

98歳まで現役で作品を撮り続けた、世界的に有名な新藤兼人監督の怪談映画。

平安時代の京を舞台に黒猫を巡る、人間の闇に迫る傑作です。

元々海外の、特にヨーロッパで人気の溝口健二の「雨月物語」黒澤明の「羅生門」とも重なる部分が多いことも人気の要因になっているのでしょう。

カンヌ映画際で出品されているとはいえ、本当に渋い映画を海外の方は知っています。

この映画で日本人と盛り上がったことはありませんが、私は新宿のゴールデン街でたまたま隣に座ったフランス人と「薮の中の黒猫」の話だけで1時間以上語り合ったことがあります。

まわりの日本人もぽかーんという感じでした(笑)

ちなみに新藤兼人監督の1964年の作品「鬼婆」も大傑作です。二本まとめて見てほしい!かなりヘビィですけどね(笑)

5.砂の女

1963年勅使河原宏監督作品。
 
国際的に評価の高い小説家安部公房原作の不条理ドラマの映画化。
 
ストーリーは、昆虫採取に出掛けた男が穴の中に落ちると、そこは蟻地獄のように脱出不可能な場所だったという話です。
 
砂の女役を演じる岸田今日子がとても素晴らしいです。
 
アメリカでも同年に公開されていて、海外の方もこの映画で岸田今日子のファンになった方がたくさんいます。
 
怖い話ですが、映像は実験的でとても美しいです。
 

6.子連れ狼

1972年〜74年三隅研次監督など。
 
小池一夫・小島剛夕の傑作漫画「子連れ狼」を原作とした映画シリーズ。
 
子連れ狼は映画・ドラマなど数多く映像化されていますが、海外の方にも人気なのは若山富三郎主演版です。
なぜなら、バイオレンス表現がたくさんあるからです(笑)
 
血は盛大にドバー、時代劇なのにマシンガンなど荒唐無稽なアクション映画になっています。イメージとしては日本版マカロニウエスタンです。
 
海外のファンはもちろん、海外の映画監督達にも多大な影響を与えたシリーズです。
 
全部まとめてぜひ!すべて傑作!!!
 
 
 
 
 
 

7.1999年の夏休み

1988年金子修介監督作品。
 
深津絵里が水原里絵名義で映画デビューしたことでも一部に有名な作品です。
 
監督は「平成ガメラシリーズ」「クリィーミーマミ」の金子修介。
 
萩尾望都の「トーマの心臓」が原案となっています。
 
金子監督は大学の先輩に押井守がいて、彼に借りてトーマの心臓を読んだのがきっかけでこの映画を制作したそうです。
 
また萩尾望都に直接映画化の申し入れをし了解は得たものの、クレジットはなしでと言われたそうで萩尾望都の名前はノンクレジットです。
 
出演者は女優4人のみ。しかもみんな少年の役を演じています。
 
この辺は歌舞伎や宝塚のように、性別の逆転が面白く少女漫画的な雰囲気もうまく出ています。
 
しかも声は出演者の声ではなく、撮影後に声優さんがアテレコしました。なんだかアニメのような演出ですごい!
 
不思議な世界観が受けるのか、一部の海外の方からも熱く支持されている作品です。
 
モーマスという日本でも活動していたスコットランドのミュージシャンも
「summer holiday 1999」という曲をこの映画に触発されて発表されていました。
 
 
サントラは発売されていないのですが、中村由利子さんのアルバム「風の鏡」から曲が使用されています。この映画にぴったりの静かなピアノ曲です。気に入ったらCDも聞いて見て下さいね。
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ソニーミュージックエンタテインメント

8.殺しの烙印

 1967年鈴木清順監督作品。
 
宍戸錠演じる殺し屋花田五郎は、殺し屋のナンバー1になる為に他の殺し屋達としのぎを削り合うというストーリー。
 
脚本家が8人いて話はよくわからないのだけれど、なぜか面白いとう不思議な作品。
 
この殺し屋ご飯の炊ける匂いが大好きで、炊飯ジャーから立ちこめる湯気に恍惚とした表情を浮かべる(笑)
もうなにがなんだかよくわからない。
 
この作品もカルト的人気があり、海外の日本映画ファンの間ではよく話題になります。
 
 
サントラも和製ジャズで最高にクール!
 

9.パプリカ

2006年今敏監督作品。
 
世界的に有名なアニメ作家今敏(こんさとし)の名を一般層まで広めた作品です。
 
原作は筒井康隆の同名小説。
 
アメリカではR指定で公開されたにも関わらず、マニア達に支持され今敏作品としては一番ヒットしました。
 
これにより過去作品も再び注目され、
「PERFECT BLUE」「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」も今や海外の日本アニメ好きにはスタンダードな存在になりました。
 
以外に日本人のほうが見てないという印象なので、ぜひ見て下さいね。
 
 
 
 
 

ドグラ・マグラ

1988年松本俊夫監督作品。
 
原作は「黒死館殺人事件」「虚無への供物」と合わせて日本三大奇書と呼ばれている夢野久作の同名小説。
 
あの難解奇抜な小説を映像化は不可能と言われていましたが、
「薔薇の葬列」(←こちらもマニアックな人気あり)などのアヴァンギャルド映画監督の松本俊夫の手により、そこそこの映画になりました。
 
しかしやはり、この作品はなんといっても小説を読まないと衝撃は伝わりません。
 
落語家の桂枝雀演じる正木博士役が怪演で見物です。
 
海外のマニアの方は、画家の太田螢一が描いたポスターを探している方も多いです。
 
 
 
随時更新中ですので、たまにまた見にきて下さいね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
 

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ABOUTこの記事をかいた人

現役古本屋店員です。40代中年。映画・漫画・アニメ・歌舞伎・落語・小説・音楽全般などが好きです。国内・国際政治や出来事を勉強しつつ、それに関連するものを紹介できたらと思っています。宅建資格挑戦中。最近父になりました。