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たくさんのサイトからのご訪問ありがとうございます!
あなたは映画を見ているときに
「素敵だな〜」というシーンを、自分の生活スタイルに取り入れることはありますか?
今回はファッションやインテリア美術、さらには映像や雰囲気がとてもセンスの良い「おしゃれな映画作品」をご紹介します。
定番作品からちょっとマニアックな作品も含めて100作品選出していますので、あなたのお気に入りをぜひ見つけて下さいね。
あなたはこの中で何本の作品を観たことがありますか?
すべて観ていたらセンス抜群です。
では、さっそく行ってみましょうか!
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1.「黄金の七人」「続黄金の七人レインボー大作戦」
1965年/イタリア映画。
監督/マルコ・ヴィカリオ。
七人の金庫泥棒のお話です。スタイリッシュで奇抜な泥棒たちは最高におしゃれ。
おしゃれな泥棒と聞いて「ルパン三世」を思い出した方は、さすがです。
この映画はルパン三世のアニメ最初のシリーズ(ルパンの背広が緑色)に影響を与えた1本です。
またロッサナ・ポデスタ演じる、紅一点の女泥棒は峰不二子の元ネタの1つと言われています。
その後日談の「続黄金の七人」と続けて見るとさらに面白いですよ。
また音楽は、クラブDJには入門編の超名曲です!知らず知らずに聞いているかも!?気に入ったらサントラも買いですね。
2.「ロバと王女」
1970年/フランス映画。
監督は「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」のジャック・ドゥミ。
「シェルブールの雨傘」「ロシュフォールの恋人たち」は、おしゃれ映画の代名詞でもちろん必見ですが、リバイバル公開などもあり、見ている方も多いでしょう。
今回は「ロバと王女」をおすすめします。
童話が原作ですので夢のような鮮やかな色彩が鮮やかです。
ジャック・ドゥミ監督作品には欠かすことのできない、カトリーヌ・ドヌーヴが主演のおしゃれ映画です。
もちろんジャック・ドゥミ監督代表作の2本もおしゃれ映画の大定番です。
3.「シェルブールの雨傘」
1964年/フランス映画。
カトリーヌ・ドヌーヴ主演の傑作ミュージカル映画。
第17回カンヌ映画祭グランプリ受賞。
全編セリフなし、すべてミッシェル・ルグランの音楽に乗せた歌詞だけで歌い上げていく画期的な構成は今見ても驚き。
作品内で徹底的に考えられたカラーコーディネートは、のちの映画に多大なる影響を与えました。
恋人たちの甘〜い映画かとおもいきや、アルジェリア戦争が重要なテーマとなっていて内容はとてもビター。
4.「ロシュフォールの恋人たち」
1967年/フランス映画。
カトリーヌ・ドヌーヴの実の姉であり25歳の若さで事故死してしまったフランソワーズ・ドルレアックとの唯一の姉妹共演作。
音楽は「シェルブールの雨傘」も担当したミッシェル・ルグラン。
こちらの作品は、ミュージカル映画らしく明るい内容で純粋に楽しめます。
ライアン・ゴズリングとエマ・ストーン主演の「ラ・ラ・ランド」はこの2本の映画にかなりの影響を受けているのは有名な話ですね。
この3本を続けて見るのも楽しいですよ。
5.「プレイタイム」
1967年/フランス映画。
監督は「ぼくの伯父さん」で有名な、ジャック・タチです。
彼の美術センスが活かさせている、おしゃれ感満載のコメディ映画です。
服装から、小道具まですべての物がおしゃれでスタイリッシュです。
この時代にこのセンス!恐るべしジャック・タチ。
またモダニズム建築、近代合理造形、ル・コルビュジェ、バウハウス好きや美術・デザイナーを目指している学生の方にもおすすめです。
もちろん代表作の「ぼくの伯父さん」も必見。
6.「ぼくのバラ色の人生」
1997年/フランス・ベルギー・イギリス合作映画。
監督/アラン・ベルリネール。
主人公のリュドヴィクは身体は男の子ですが、心は女の子です。
最近よく話題となるトランスジェンダー・性同一性障害のお話です。
自分の心のままに行動するリュドヴィクと、それが理解できない大人達の葛藤と家族愛を描いています。
とても感動的で、性とは何かを考えさせられる隠れた名作です。
そしてこの主人公のリュドヴィクが、とても可愛くてキュートでおしゃれなんです。
家のインテリアもとてもいい感じで、一時停止して見てしまう!
子どもを持つ親御さんにもぜひ見てほしい一本です。
7.「さらば青春の光」
1979年/イギリス映画。
監督・フランク・ロッダム。
イギリスの伝説的ロックバンドThe Who。
彼らの「四重人格」というロックオぺラを原作とした、モッズVSロッカーズの抗争を描いた映画です。
60年代に「スウィンギング・ロンドン」というロンドンで流行し、世界的なムーブメントになったおしゃれなファッションを身にまとい、カスタムバイクに乗った若者たちがたくさん出てきます。
話の内容はイギリスらしく暗いのですが、モッズスーツやミラーがたくさんついたスクーターなど、最高にかっこいいです。
日本でもこの映画をバイブルのようにあがめている人が今だに生み出されています。
若い頃のミュージシャンのスティングも出演しているのも、音楽ファンには見所です。
8.「天才マックスの世界」
1998年/アメリカ映画。
監督は「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」「グランド・ブダペスト・ホテル」のウェス・アンダーソン。
今や熱狂的なファンが多い、ウェス・アンダーソン監督の長編2作目の作品です。
主人公のマックスは学生で頭も良く、運動神経も抜群なのですが、19のクラブを掛け持ちして落第を続けるというちょっと変わった男の子です。
彼が巻き起こす学園コメディー映画で、ホロリともさせられます。
最近のアンダーソン監督の美術ほど洗練はされていませんが、この映画は彼の原点とも言うべき、おしゃれな映像にあふれています。
もちろんアンダーソン監督代表作2本も最高におしゃれ。
9.「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」
2001年/アメリカ映画。
監督/ウェス・アンダーソン
天才であるがゆえに世間と折り合いがつかない兄弟たちと、家族の苦悩と優しさに溢れた傑作。
J.D.サリンジャー的文学世界に、ちょとズレたおしゃれな感覚を取り入れ、
公開時はもちろん今も新たなファンを生み出している作品。
10.「グランド・ブダペスト・ホテル」
2014年/アメリカ映画。
監督/ウェス・アンダーソン
11.「地下鉄のザジ」
1960年/フランス映画。
監督/ルイ・マル。
地下鉄に乗ることを楽しみにパリに来た10歳の女の子ザジ。
ところが地下鉄はストライキ中で、パリの街中をザジが走り回るドタバタコメディです。
60年代初頭のパリの街並を見ているだけで、おしゃれな気分になれる最高の一本。
のちのフランスヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波という意味のフランスで起こった映画運動、同じ時期に世界各地で起こった映画革命)にも多大な影響を与えた歴史的な作品です。
ゴダール好きにもおススメです。
12.「スローガン」
1968年/フランス映画。
監督/ピエール・グランプラ。
セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンはこの映画で本当に恋に落ち結婚しました。
2人の間の子供は、同じく女優のシャルロット・ゲンズブールですね。
とにかくジェーン・バーキンが可愛すぎる、そして全編から映像のおしゃれ度が素晴らしい作品です。
13.「ナック」
1965年/イギリス映画。
監督はビートルズ映画で有名なリチャード・レスター。
ジェーン・バーキン、シャーロット・ランプリング、ジャクリーン・ビセットという、
大女優3人がこの作品でデビューしたものすごい映画です。
3人とも端役ですけどね。
こちらも、モッズファッションからバイクまで、すべてのシーンがおしゃれでかっこいいです。
時代はおしゃれの最高峰60年代のスウィンギング・ロンドン!
14.「セリーヌとジュリーは舟でゆく」
1974年/フランス映画。
監督/ジャック・リベット。
かなりストーリーは支離滅裂ですが、映像のほうはかなりおしゃれです。
なんだかよくわからないけど、面白いという不思議な映画です。
あまり考えずに、プロモーションビデオのようにBGMとして映像を流しておくとかなりおしゃれです。
15.「(500)日のサマー」
2009年/アメリカ映画。
監督はマーク・ウェブ。
主人公のトムは、おしゃれで音楽の趣味などにこだわっているのだけど、
うまく女の子と付き合うことができない青年。
ある日職場にサマーという女の子が入ってきて、彼女にひと目惚れしてしまいます。
ただのロマンス映画かとおもってると、とても現実的な、大人のちょっとせつない成長の物語。
身に覚えがある男子にはつらく、それを見透かしていた女性たちには共感の嵐で、公開後も口コミなどで人気のある作品です。
16.「8人の女たち」
2002年/フランス映画。
監督/フランソワ・オゾン。
カトリーヌ・ドヌーヴ、ダニエル・ダリュー、イザベル・ユペール、エマニュエル・べアールなど
フランスを代表する8人の女優が歌って踊るサスペンス密室劇!
パスカリーヌ・シャヴァンヌが、担当した衣装がもう最高です。
8人の年齢の違う女優がポップでビビッドな服を着こなしているのですが、もうおしゃれの教科書のような作品です。
個人的にはリュディヴィーヌ・サニエが踊るシーンが、可愛くて可愛くて悶絶です。
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17.「her/世界でひとつの彼女」
2013年アメリカ映画。
監督は「マルコヴィッチの穴」などのスパイク・ジョーンズ。
主演はリバー・フェニックスの弟という肩書きより、「ジョーカー」でアカデミー主演男優賞受賞で名実共にスターになったホアキン・フェニックス。
主人公は、誰かの想いを本人に変わって書く代筆ライター。妻と離婚していて傷心中の彼は、サマンサという人工知能の女性と出会い本当に恋をしてしまう。
なんとも悲しくも美しい作品で大好きです。
近未来のロサンゼルスはとにかくポップでおしゃれな街になっていて、美術もみどころです。
サマンサの声はスカーレット・ヨハンソン、別れた妻役のルーニー・マーラはこの映画でホアキンと私生活では恋人同士になりました。
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18.「おませなツインキー」
1969年/イタリア・イギリス合作映画。
監督/リチャード・ドナー
主演は「わらの犬」「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」のスーザン・ジョージ。
「大脱走」「荒野の七人」のチャールズ・ブロンソン。
好奇心旺盛な16歳の少女ツインキーが、チャールズ・ブロンソン演じる官能小説家のおっさんと同棲するという今見るとぶっとんだ内容のラブロマンス映画です。
とにかく、ツインキー役のスーザン・ジョージの服装がめちゃくちゃ可愛いくておしゃれ!
イギリスのハイスクールの制服は、ブレザーにネクタイにミニスカート、さらに紺と黄色の縞模様のマフラーにエンプレム入りのベレー帽。
靴下は白のハイソックスに黒の革靴と制服好きにも見てもらいたい!
古めかしい素敵な自転車に乗って、同じ制服の女学生とたくさんで登校するシーンは、今見ても本当におしゃれです。普段着もコートやブーツの着こなしが70年代で最高にかっこいいです。
内容の方は「おいおい!」と突込みどころが結構ありますが、そこは目をつぶって(私は大好きですが!)全体的におしゃれな映画で楽しめますよ!
DVDは廃盤のようなので、中古かレンタルなどで探してみて下さいね。
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19.「ジョアンナ」
1968年イギリス映画。
監督は俳優シンガーソングライターとしても活躍した、マイケル・サーン。
主演はジュヌビエーブ・ウエイト。
19歳のジョアンナはロンドン王立美術学校に通う生徒。
この時代の自由なロンドンの思想や人々に触れ、自分の生き方を模索していく。
とにかくこの映画は60年中盤から後半に起きたファンションを中心とした世界的ムーブメントの「スウィンギング・ロンドン」の空気に触れられるところです。
今でもこの時代に青春期を過ごしたかったという「おしゃれさん」がたくさんいるぐらいに、当時のロンドンは濃厚な場所だったのです。
20.「唇からナイフ」
1966年/イギリス映画
監督/ジョセフ・ロージー
主演は、モニカ・ヴィッティ、テレンス・スタンプ、ダーク・ボガード。
ピーター・オドンネルのイギリスのタブロイド新聞連載の人気漫画「モデスティ・ブレィズ」が原作。
007シリーズの大ヒットにより、数々のスパイ映画が制作されたうちの女スパイ探偵もの。時代はやはり「スウィンギング・ロンドン」でおしゃれでサイケデリック!
幾何学模様のオプ・アート(ギザギザやシマシマの目がチカチカするやつです)なども取り入れた美術にも注目して見てくださいね。
まあこの頃のスパイ映画って小道具からなにから全部おしゃれですね。
内容はうーん、まあおしゃれだからいいか!
21.「欲望」
1967年イギリス・イタリア合作映画
監督/ミケランジェロ・アントニオーニ
先ほど紹介した「唇からナイフ」のモニカ・ヴィッティと公私に渡るパートナーだったミケランジェロ・アントニオーニ。
のちに別れました。
またまた時代は「スウィンギング・ロンドン」です。
人気ファッションカメラマンの主人公が、公園で撮った写真が元で起こる不条理サスペンス映画。
キラキラとしたおしゃれではないのですが、センス溢れる映像でカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した傑作です。
おしゃれな人の家にはよくこの映画のポスターが貼ってありましたね。これ貼っとけば、とりあえずおしゃれでしょみたいな感じでした(笑)
またジェフ・ベックとジミー・ペイジがツインギター当時の「ヤードバーズ」がライブシーンに出演しており、ロックファンは注目です!
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22.「ボーイフレンド」
1972年/イギリス映画。
監督は奇才ケン・ラッセル。
主演はまたまた「スウィンギング・ロンドン」の象徴で、
日本でのミニスカートブームのきっかけにもなったモデルの「ツイッギー」。
日本のCMにも当時たくさん出演していました。
ツイッギーは「小枝」の意味で、彼女のスリムな体型から名付けられた愛称です。
森永のお菓子「小枝」は彼女の名前からつけられたと言われています。
そんな彼女が女優に初挑戦した作品で、ケン・ラッセルらしからぬポップで可愛いおしゃれな映画になっています。
23.「ひなぎく」
1966年/チェコ映画。
監督/ヴェラ・ヒティロヴァ。
内容は支離滅裂な実験映画のような作品。
しかしこの映画のおしゃれ度満載の映像で、今でも世界中のファンを生み出しているカルト映画です。
日本でも根強い人気で、何度もリバイバル公開されています。
この頃はフランスの「ヌーヴェルヴァーグ」を中心として、世界各地で今までの既成概念を打ち壊す映画が次々と誕生しました。
この作品もその一本で「チェコ・ヌーヴェル・ヴァーグ」の代表作と呼ばれています。
24.「アメリカの影」
1959年/アメリカ映画。
監督は「ローズマリーの赤ちゃん」などで俳優としても有名なジョン・カサヴェテス。
この映画はクールなおしゃれです。
モノクロの映像にヒリヒリするような60年代前夜のニューヨークが映しだされています。
台本はとくになく、俳優陣もほぼ無名、オールロケで演技は即興で演じています。
音楽はジャズベーシストとして有名なチャールズ・ミンガス。
実験的な映画撮影方法で、アメリカインディペンデントの父と称され、この映画を見た黒澤明もお気に入りの一本となった伝説的映画です。
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25.「パーマネント・バケーション」
1981年/アメリカ映画
監督/ジム・ジャームッシュ
80年代のおしゃれ映画といえば、ジム・ジャームッシュ監督作品でしょう。
彼のデビュー作にして、ジョン・カサベテスや小津安二郎に影響を受けたというヒリヒリとしたオフビートな空気感が最高にかっこいい。
日本でもロードショー公開の大型映画館だけでなく、
都内の単館系映画を増大するのに多大なる影響を与えた最高にクールな作品。
26.「恋する惑星」
1994年/香港映画
それまでは男くさい映画が多かった香港映画に、おしゃれを感覚を持ち込んだウォン・カーウァイ監督の大ヒット作。
普通のOLが仕事帰りに香港映画を観に行くなど、とくにかくこの映画の衝撃度は当時計り知れませんでした。
今観てみ、映像も音楽も最高におしゃれな作品。
関連記事:【恋する惑星】劇中ジュークボックスから流れるレゲエの曲って何?サントラ未収録
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27.「冒険者たち」
1967年/フランス映画
監督/ロベール・アンリコ
主演はアラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカスの3人。
特にものすごく着飾るわけではないのですが、普段着がとってもおしゃれなんです。
さっと、そのへんの服を着ておしゃれって一番難しいですよね。
映画自体も大傑作!
ヒロインのジョアンナ・シムカスは黒人男優の先駆者的存在のシドニー・ポワチエと結婚して引退します。
彼女の美しさが焼きつけられた一本でもあります。
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28.「麗しのサブリナ」
1954年/アメリカ映画
監督は巨匠ビリー・ワイルダー
もうこの映画の一番の目玉はオードリー・ヘップバーンの「サブリナパンツ」でしょう。
こちらのデザインはヘップバーン映画の衣装で有名な「ジバンシィ」ではなく、数々の名作の衣装を手掛けたイーデス・ヘッド。
あの「ローマの休日」の衣装も担当しています。
ジバンシィの服も着ていますが、それが純白の「サブリナドレス」です。
これは映画の為に作られたものではなくて、ジバンシィの既製品をヘップバーンが自ら選んだものなんです。
審美眼もするどく、またグラマーな体型ではない女優がファンションで世界の認識を変えた歴史的作品です。
2018年に死去したジバンシィとヘップバーンはこの映画のあと、作品衣装やプライベートでも親交を深めていきます。
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29.「ゴーストワールド」
2001年/アメリカ映画
ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソン主演の無気力青春映画の傑作。
原作はオルタナティブ・コミックスを世間に知らしめたダニエル・クロウズの漫画で、この映画の共同脚本でも参加しています。
服装も独創的で、ダサかっこいい。今だに支持され続けるバイブル的1本。
30.「アニー・ホール」
1977年/アメリカ映画。
見た目は全然かっこよくないのに「おしゃれ」の代表格といえば、ウディ・アレン。
ウディの衣装は今のモードにも当てはまる、文学的な香り漂う服のセンス。
ダイアン・キートンのラルフローレンのシャツに長いネクタイとベスト、太いズボンや大きめのブレザーは「アニー・ホール・ルック」としてアメリカや日本でも流行りました。
アレンジを加えれば今でも通用するファッションですね。
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31.「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」
1998年/イギリス映画。
犯罪映画だけど、映像が凝っていておしゃれ度満載だし、脚本も凝っていて作品としても一流の出来です。
音楽も最高でノリノリで観れちゃいます。マドンナの元旦那ガイ・リッチー監督の出世作でもあります。
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32.「サムライ」
1967年/フランス映画。
ジャン=ピエール・メルヴィル監督の傑作フィルム・ノワール。なんてったってタイトルがサムライですからね。インパクト大です。
ダンディに決めたければ、トレンチ・コートにソフト帽姿のアラン・ドロンの着こなしを目指すべしです。
日本で着ていると浮いてしまうかもしれませんが・・・。
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33.「気狂いピエロ」
1965年/フランス・イタリア合作映画。
監督はフランスヌーヴェル・ヴァーグを代表するジャン=リュック・ゴダール。
アンナ・カリーナとジャン=ポール・ベルモンド主演のおしゃれだけど難解な作品。
理解するというよりは、感覚に委ねたほうが気持ちいいかもしれません。
見ずには死ねない最高作品!
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34.「勝手にしやがれ」
1960年/フランス映画。
もう一本ジャン=リュック・ゴダール作品で忘れてはいけないのがこの作品。
ゴダール初の長編映画にして歴史的傑作。
ベリーショートのジーン・セバーグがめちゃくちゃオシャレ。
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35.「ストップ・メイキング・センス」
1984年/アメリカ映画
「羊たちの沈黙」で有名なジョナサン・デミ監督作品。
ニューヨークを中心に活躍していたバンド「トーキング・ヘッズ」のライブドキュメンタリー映画。
トーキング・ヘッズのメンバーは、アメリカで最高の美術大学ロードアイランド・スクール・オブ・デザインの学生で結成されただけあってライブもかなり個性的で好き嫌いは別れるところですが、私は大好きです。
ライブの後半にボーカルのデヴィッド・バーンが着こなす肩幅広く太もも極太ダブダブの背広は超有名ですが、これはおしゃれなのか?アートなのか?ぜひ観て確かめて下さい。
シンプルでかっこいいタイトル文字は、映画のタイトルバックの天才パブロ・フェロの仕事。
36.「グッバイ、レーニン!」
2003年/ドイツ映画
ベルリンの壁崩壊による東西ドイツ統一により巻き起こるドタバタを、コメディータッチで描きながら最後は泣ける傑作。
閉鎖された社会主義国家の、ちょっと古びたデザインの街中や小物がなんとも味わい深くおしゃれな色使いで楽しい。
音楽は「アメリ」で有名なヤン・ティルセン。
37.「バッファロー’66」
1998年/アメリカ映画
監督・脚本・主演・音楽をヴィンセント・ギャロ。
相手の恋人役をクリスティーナ・リッチが演じて、映画史上に残る情けないけど最高にかっこいいカップルが誕生しました。
音楽・映像ともに素晴らしい!
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38.「月曜日のユカ」
1964年/日本映画
ここらで少し邦画のおすすめのおしゃれ映画も載せましょう。
監督は石原裕次郎の代表作「狂った果実」の中平康。
脚本は高橋洋子主演「旅の重さ」の斎藤耕一と「北の国から」の倉本聰の共同脚本。
こちらはもう主演の加賀まりこのコケティッシュな可愛さ全開なところが最大の見どころです。
加賀まりこさんの当時住んでいたマンションの記事も書いたことがあります↓
関連記事:【川口アパートメント】芸能人もたくさん住んでいた当時の最先端【デラックスマンション】【ヴィンテージマンション】
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39.「100発100中 黄金の眼」
1968年/日本映画
主演は、日本人離れした容姿の宝田明と前田美波里コンビ。
007シリーズなどの映画に影響された、和製スパイものでなかなかのおしゃれぶりです。
40.「殺しの烙印」
1967年/日本映画
監督/鈴木清順
主演/宍戸錠、真理アンヌ。
殺し屋がランキングされた世界のアイデアは脚本の中心を担った「ルパン三世」などの大和屋竺。
あまりのシュールな世界観に、日活は激怒して鈴木清順を一方的に解雇し裁判までに発展した問題作。
国際的に評価が昔から高く、カルト映画としても有名です。
関連記事【外国人観光客】が本当に好きな【日本映画】って何? 現役古本店員が教えるマニアックな作品多数
41.「パルプ・フィクション」
1994年/アメリカ映画
クエンティン・タランティーノ監督の、映画史の流れを変えるほどの傑作。
当時この映画の衝撃は凄まじいものがありましたが、おしゃれ映画としても点数高いですね。
ジョン・トラボルタとユマ・サーマンのダンスシーンはいつ見ても最高!
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42.「アメリ」
2001/年フランス映画
監督は「デリカテッセン」などのジャン=ピエール・ジュネ。
主演はこの映画で一躍国際女優になった、オドレイ・トトゥ。
2000年代のおしゃれ映画の大定番。
日本の配給会社アルバトスは当初「B級カルト映画」だとおもって購入したら、大ヒットしてしまったという逸話も有名です。
43.「アメリカン・グラフィティ」
1973年/アメリカ映画
監督はスターウォーズのジョージ・ルーカス。
60’sのアメリカンファッション、車、音楽などが堪能できる一本。
ラジオDJ役で本人のウルフマン・ジャックも出演。
名曲が収録されたサントラは、今でも人気があります。
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44.「マイ・プライベート・アイダホ」
1991年/アメリカ映画
監督/ガス・ヴァン・サント
ヒリヒリするような作品を撮り続けているガス・ヴァン・サントの問題作。
内容はヘビーだけど、やはりこのときのリヴァー・フェニックスとキアヌ・リーブスの2人は美しくおしゃれで最高。
盗んだバイクは、イギリスNorton社Commando(ノートンコマンド)で、黄色いタンクがかっこいい!
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45.「あの胸にもういちど」
1968年/イギリス・フランス合作映画
監督/ジャック・カーディフ
主人公レベッカを演じたマリアンヌ・フェイスフル。
バイク乗りの彼女の衣装は、裸に革のワンピースジャケットというなんともセクシーでかっこいいスタイル。
のちにアニメ版「ルパン三世」峰不二子のモデルとなりました。
相手役はアラン・ドロン。
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46.「ポリー・マグー お前は誰だ?」
1966年/フランス映画
監督/ウィリアム・クライン
パリのファッション界に現れたモデル・ポリー・マグー。
テレビ業界はそんなポリー・マグーのドキュメンタリーを制作するのだが、意外な人物が彼女に惚れ込んでしまいます。
ファッション・メイクなど今見てもおしゃれな映像。
47.「イーディ:チャオ!マンハッタン」
1972年/アメリカ映画
監督/ジョン・パーマー
アンディ・ウォーホールのスタジオ兼芸術家たちのサロンだったファクトリー。
そのファクトリーのミューズだった、イーディ・セジウィック主演の映画。
内容はほとんどなく、3ヶ月後に亡くなる彼女の危うい最後のキラメキを残すフィルムとして貴重な作品。
48.「赤い風船」
1956年/フランス映画
監督/アルベール・ラモリス
赤い風船と少年の友情を描いた短編映画。
絵本のような詩的な世界観が素敵な作品。
49.「なまいきシャルロット」
1985年/フランス映画
監督/クロード・ミレール
セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキンの間に生まれたシャルロット・ゲンズブール。
当時14歳の少女だった彼女の登場は鮮烈でした。
ボーイッシュな、ボーダーにデニム姿は今見てもおしゃれの王道。
50.「ラ・ブーム」
1980年/フランス映画
監督/クロード・ピノトー
当時13歳のソフィー・マルソーのデビュー作。
フランスのみならず日本でもヒットし、映画雑誌の表紙などをソフィー・マルソーが飾り人気をほこりました。
初期80年代ファッションの参考になります。
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51.「逃げ去る恋」
1979年/フランス映画
監督/フランソワ・トリュフォー
1959年「大人はわかってくれない」でジャン=ピエール・レオが演じた主人公・アントワーヌ・ドワネルもの5作目にして20年目のラストを飾る作品。
「大人はわかってくれない」「アントワーヌとコレット(オムニバス映画の一編)」「夜霧の恋人たち」「家庭」とシリーズ順に観てほしいところです。
アメリにも影響を与えた1本です。
52.「アリス」
1989年/チェコスロバキア・スイス・イギリス・西ドイツ・ドイツ
監督/ヤン・シュヴァンクマイエル
「不思議のアリス」を原作とした、実写とストップモーションアニメを織り交ぜた作品。
可愛いけどグロテクス。
摩訶不思議な世界観は圧倒的です。
53.「イージー・ライダー」
1969年/アメリカ映画
監督/デニス・ホッパー
ピーター・フォンダ、デニス・ホッパー、ジャック・ニコルソンがバイクで放浪するヒッピーを演じたアメリカンニューシネマ。
ベトナム戦争・反戦運動・カウンターカルチャー・ウッドストック・ヒッピームーブメント・フラワーチルドレン。
一言では語れないエポックメイキングな作品。
バイカーファッションとしてもバイブル的な1本。
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54.「ファスタープッシーキャット キル!キル!」
1966年/アメリカ映画
監督/ラス・メイヤー
セクシーな女性がたくさん出てくる映画を撮り続けたラス・メイヤー。
カルトでビザールな映画ですが、日本でリバイバル公開されると観客はおしゃれな女性で満員になるという不思議な国・日本。
55.「ウエスト・サイド物語」
1961年/アメリカ映画
監督/ロバート・ワイズ ジェローム・ロビンズ
ニューヨーク・ブルックリンでの不良グループの抗争や恋を描いたミュージカル映画。
マイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット」のタイトルやミュージックビデオはこの映画からの引用。
スティーヴン・スピルバーグ監督でリメイクされ、ファッションや映像などクールなおしゃれ映画。
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56.「ラムの大通り」
1971年/フランス・イタリア・スペイン映画
監督/ロベール・アンリコ
1920年代アメリカの禁酒法時代。
密輸船の船長が映画女優に恋をするドタバタコメディ。
主演のブリジット・バルドーのファッションも可愛くてお気に入りの1本。
57.「ミツバチのささやき」
1973年/スペイン映画
監督/ビクトル・エリセ
1940年内戦で勝利し、フランコ政権が樹立したスペイン。
その時代を1931年のクラシックホラー映画『フランケンシュタイン』をベースに幻想的に描きだした作品。
主演の少女を演じたアナ・トレントの存在感が素晴らしい1本。
58.「断絶」
1971年/アメリカ映画
監督/モンテ・ヘルマン
ミュージシャンのジェームズ・テイラー、ビーチボーイズのメンバーデニス・ウィルソン、ウォーレン・オーツ、伝説の女優ローリー・バードが繰り広げるロードムービー。
59.「キャンディ」
1968年/アメリカ・フランス・イタリア合作映画
テリー・サザーンの小説を映画化したカルトムービー。
ロリータ女優、エヴァ・オーリンの代表作。
60.「ミニミニ大作戦」
1969年/イギリス・アメリカ映画
マイケル・ケインが主演ですが、この映画の主役はミニクーパーと当時のロンドンの街並みですね!
2003年にリメイクされました。
61.「スコピオ・ライジング」
1963年/アメリカ映画
監督/ケネス・アンガー
音楽と映像の融合からミュージック・ビデオの元祖とも言われています。
実験的映像をつくりだし、のちのカルト映像作家たちにも多大なる影響を与えました。
62.「タイムズスクエア」
1980年/アメリカ映画
正反対の少女2人の青春ストーリー。
性格も違う2人の服装もとても可愛くて、大好きな作品です。
観たことある人が少ないのですが、「かげきしょうじょ!!」斉木久美子先生が好きな映画の一本にあげていて、嬉しかったです。
63.「東京オリンピック」
1965年/日本映画
監督/市川崑
記録映画なのか、芸術映画なのか、当時も問題になった1本。
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64.「ナチュラルボーンキラーズ」
1994年/アメリカ映画
監督/オリバー・ストーン
原案はクエンティン・タランティーノだが、大幅に書き換えられたためオリバー・ストーンに激怒したといわれる問題作。
カップル逃避行ものですが、アニメ合成やMTV的映像などで当時話題になりました。
暴力的なので、好き嫌いは激しい作品です。
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65.「ポンヌフの恋人」
1991年/フランス映画
監督/レオス・カラックス
『ボーイ・ミーツ・ガール』『汚れた血』に続く、アレックス三部作のラスト。
ホームレスのアレックスと、失明の危機にある画学生ミッシェル。
フランス革命200年を祝うパリでの、圧巻の映像美に酔って下さい。
66.「グラン・ブルー」
1988年/フランス・イタリア映画
監督/リュック・ベッソン
フリーダイビングの世界記録をお互いに競い合うジャックとエンゾ。
そこに都会の喧騒に疲れたジョアンナが絡み美しくも悲しいストーリー。
実際のフリーダイバーでライバルだった、ジャック・マイヨールとエンゾ・マイオルカをモデルにしていますが、ほとんどがフィクションです。
67.「ベティ・ブルー」
1986年/フランス映画
監督/ジャン=ジャック・ベネックス
ベディとゾルグの激情のラブストーリー。
ベディを演じたベアトリス・ダルの妖艶な姿と、ノスタルジックな美しい色彩の風景、えぐられるような内容に当時ノックアウトされました。
68.「バグダッド・カフェ」
1987年/西ドイツ映画
ドイツからアメリカでの旅行中に、夫婦喧嘩で一人荷物を持ち歩きだした中年女のジャスミン。
たどり着いたのは、砂漠にポツンと建つダイナー「バグダッド・カフェ」
そこから不思議な縁の交流が始まるストーリー。
この作品も景色や雰囲気がひなびているけど、素朴でおしゃれなんですよね。
69.「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
70.「薔薇の葬列」
71.「私立探偵濱マイク 我が人生最悪の時」
72.「ミステリー・トレイン」
73.
74.「パリ、テキサス」
75.「真夜中の虹」
76.「5時から7時までのクレオ」
77.「エル・トポ」
78.「ビッグ・リボウスキ」
79.「ざくろの色」
80.バーバレラ
81.トレインスポッティング
82.「アメリカン・スプレンダー」
83.「プレタポルテ」
84.「ハーブ&ドロシー」
85.「ラ・ジュテ」
86.「ベニスに死す」
87.時計じかけのオレンジ
88.「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」
89.「あの頃ペニー・レインと」
90.「ブルース・ブラザーズ」
91.「ヴァージン・スーサイズ」
92.「アウトサイダー」
93.「ペーパームーン」
94.「8 1/2」
95.「男と女」
96.「ワンダーウォール」
97.「ワンダラーズ」
98.「監獄ロック」
99.「理由なき反抗」
100.「欲望という名の電車」
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(@byebyeamaryllis)