【新世紀エヴァンゲリオン】最終話の元ネタ「世界の中心で愛を叫んだけもの」ってどんな小説なの?

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当サイト(ばいばいアマリリス)管理人でアニメ好きの一ノ瀬ポーです。
@byebyeamaryllis

2021年に公開された「シン・エヴァンゲリオン劇場版」でついに長い歴史に終止符を打ったエヴァンゲリオンシリーズ。

最初のTV版は1995年に放送されたので、もう26年前のことになるんですね〜。

う〜ん
月日が経つのはあっという間ですね

私は当時の放送時から見ていますが、映画版の盛り上がりなどで最近好きになった方も多いとおもいます。

このエヴァシリーズには、元ネタと呼べる、庵野監督やスタッフが好きなものや影響を受けたものが散りばめてあることでも有名ですね。

それを探すコアなファンには当たり前のことでも、ライトユーザーにはなんのことやらだとおもいます。

新たなファンの方にもわかりやすく、簡単に説明していきたいとおもいます。

今回はTV版最終話のタイトルの元ネタです。

では、さっそく行ってみましょう!

 

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TV版最終回のタイトルの元ネタは?

新世紀エヴァンゲリオン

「新世紀エヴァンゲリオン」の最終話(26話)は、1996年の3月27日に放送されました。

内容は今までの壮大な伏線的内容は回収されず、前話の25話よりシンジの内面的世界の描写が続き、そしてあの伝説的ラストで番組は終了します。

この終わり方により賛否両論が巻き起こり、結果的にはエヴァンゲリオンブームが起きました。

ここがポイント
あの2話がなければ、今のエヴァンゲリオンシリーズはない!

そのTV版の最終話のタイトルをあなたはおぼえていますか。

そう「世界の中心でアイを叫んだけもの」でしたね。

これはあるSF小説のタイトル元ネタとなっています。

「世界の中心で愛を叫んだけもの」ってどんな小説なの?

世界の中心で愛を叫んだけもの

それは、「世界の中心で愛を叫んけもの」という短編小説です。

元ネタのタイトルが「」に対して、エヴァのほうはが「アイ」となってます。

これは「愛」と英語の「私」である「I」をかけたと言われています。

本作は1969年に発表された短編集の一編で、表題作にもなっています。

ちなみに原題は「The BEAST THAT SHOUTED LOVE AT THE HEART OF THE WORLD」です。

かっこいいタイトルですね!それを「世界の中心で愛を叫ぶけもの」と訳したのも良いですね。

今でも日本語訳で読むことが可能です。

短編集の一編なのでページ数にして15ページほどの作品となっています。

他にも14作品収録されていますが、映画化されカルト化している作品「少年と犬」の原作が個人的にはおすすめです!

マッドマックス2」の元ネタなんて言われている、この映画も知名度は低いですがめちゃくちゃ好きなんです。

で、エヴァファンにこの「世界の中心で愛を叫ぶけもの」をおすすめできるかというと・・・。

ここがポイント
すべての方におすすめ!というような作品ではありません。

かなり実験的で、難解で、何度読んでもいまいち完璧には理解できない作品となっているからです。

もちろんそれを狙って書かれているし、その雰囲気も含めて楽しむ小説となっています。

ストーリー

時間・空間をすべて超越したすべての始まりである世界の中心・交叉時点「クロスホエン」

ここでは技術で平和が保られていたが、ある科学者によりその均衡がくずれてしまう。

悪意が解き放たれたときに何が起きるか。

現代のパンドラの箱を想起させる作品です。

しかしエヴァでもゲンドウや冬月やゼーレの会話って、謎めいて、思わせぶりで、難解で、意味深な用語を含めて何を言っているのかわからないけど、そこがかっこいい!とおもいませんか?

そのなんだかよくわからない雰囲気を楽しめる人には、とてもおすすめの作品です!

逆に起承転結した、しっかりとした物語を求める方には難しいとおもいます。

しかし元ネタとしてぜひエヴァファンにも一度読んでみてほしいSF小説の名作の1つです。

「世界の中心で愛を叫ぶけもの」著者・ハーラン・エリスン

ではこの「世界の中心で愛を叫ぶけもの」の作者は誰なのでしょうか?

著者は、ハーラン・エリスンです。

ハーラン・エリスン

1934年アメリカのオハイオ州生まれの小説家・脚本家です。

1949年に初の短編を発表し、新世紀エヴァンゲリオンのTV版最終話の元ネタタイトルでもある「世界の中心で愛を叫んだけもの」では1969年ヒューゴー賞短編小説部門を受賞。

生涯に1000作品を越す作品を生み出す多作の作家でした。

またテレビドラマの脚本でも活躍し、「宇宙大作戦(スタートレック)」「アウターリミッツ」「ヒッチコック劇場」などに執筆しました。

本人はSF作家と呼ばれることを嫌いましたが、今でもコアなSFファンには有名な作家です。

2018年に84歳でお亡くなりになりました。

セカチューや村上春樹のエッセイのタイトルにも影響を与えている?

2001年に発表された片山恭一・著の「世界の中心で、愛を叫ぶ」もエヴァのタイトルから引っ張ってきたのかもしれませんが、元祖はこちらです。

セカチューファンがこの元ネタ作品を読んだら、頭が真っ白になるとおもわれます。

またハーラン・エリスンに「北緯38度54分、西経77度0分13秒 ランゲルハンス島沖を漂流中」という短編があるのですが、これはSF好きの村上春樹のエッセイ集「ランゲルハンス島の午後」のタイトル元ネタなのかな〜と勝手に想像しています。

ランゲルハンス島の午後

ちなみにランゲルハンス島はあなたの体の中にもありますよ。

膵臓の中にある島の形状をした細胞群のことを「ランゲルハンス島」と呼びます。

また村上龍の作品にも彼の小説は影響を与えているとおもいます。

何かと庵野作品との関係も深い村上龍なので、やっぱりコアなエヴァファンには「世界の中心で愛を叫んだけもの」は必読でしょうかね。

いかがでしたか?

エヴァンゲリオンシリーズにはいろんな作品のオマージュが散りばめられているので、それらを読み解くとさらにエヴァの世界観に近づけるようで楽しいですよね。

では最後まで読んで頂きありがとうございました。

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最後まで読んでいただきありがとうございました
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ABOUTこの記事をかいた人

元古本屋店員。40代中年。映画・漫画・アニメ・歌舞伎・落語・小説・音楽全般などが好きです。国内・国際政治や出来事を勉強しつつ、それに関連するものを紹介できたらと思っています。宅建資格挑戦中。最近父になりました。