映画【或る夜の出来事】は「カリオストロの城」「ローマの休日」「卒業」「エヴァンゲリオン」の元ネタだ!そして人々の習慣まで変えたすごい映画!




映画「或る夜の出来事」はいろいろな名作に影響を与えました

以下にあげた作品を見たことがある、またはこれらの作品のファンである方は必見の映画です。

  • ルパン三世 カリオストロの城
  • 新世紀エヴァンゲリオン
  • ローマの休日
  • 卒業

またこの映画で広まり、その後たくさんの作品で真似されたシーンも多く登場します。

  • 男性がYシャツを脱ぐと裸(肌着を着ていない・今ではあたりまえだけども)
  • ヒッチハイクする際に、女性がスカートの裾ををまくり上げて車を止める
  • 急にお泊まりすることになった女性が、男性のパジャマを借りる(だぶだぶのパジャマ)
  • 花嫁がウェディングドレスで式場から逃げ出す

なんだか、映画・アニメ・漫画などで、こんなシーン一度は見たことがありませんか?

はい、全部この映画が元祖と言っても過言ではありません!!!

あっ紹介が遅れました、一野瀬ポーと申します。数ある中からの訪問ありがとうございます!

新世紀エヴァンゲリオン ジェリコの壁

「新世紀エヴァンゲリオン」とこの映画にも出てくる「ジェリコの壁」について一度記事にしているので、興味がある方はぜひこちらをご覧下さい。また中谷美紀・玉木宏主演の2018年のドラマ「あなたには帰る家がある」でも登場しましたね。

【新世紀エヴァンゲリオン】の【ジェリコの壁】ってなんだろう? ドラマ【あなたには帰る家がある】にも登場

2018-03-23

カリオストロの城

男爵との結婚式から逃げる、花嫁衣装のクラリスはこの映画の印象に残るシーンですよね。

このシーンは「或る夜の出来事」から影響されています。

それというのも、男爵が飛行機乗りでジャイロコプターを操縦し花嫁に逃げられる設定は、或る夜の出来事のヒロインの婚約相手と設定がまったく同じです。

飛行機好きで有名な宮崎駿さんが、ジャイロコプターという珍しい航空機が飛行するシーンが見られる映画を見逃すはずはありません。

きっとジャイロコプターを見たさに何度も見ているうちに、この映画が好きになったのではないでしょうか。

結婚式がビデオカメラで録音されているところもマネしています。カリオストロの城はテレビ生中継というのが重要にになっていて、レポーターは不二子ちゃんでしたね。銭形の一世一代の大根芝居もすごくいいですよね。

或る夜の出来事は時代的に生中継ではないのですが、カメラマンが高い位置から録画しているシーンが見られます。

ヘリコプターと飛行機の中間のような形状のジャイロコプター。「007は二度死ぬ」では小型式としてジェームズ・ボンドが操縦することでも有名です。

卒業

ダスティン・ホフマン主演の1967年公開のアメリカン・ニューシネマの元祖と呼ばれる名作です。

サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」のテーマ曲が鮮烈な映画です。

しかしこの映画の最も有名なシーンは、やはり教会で花嫁を奪う場面ですよね。映画史上に残る名シーンでその後にたくさんのパロディなども生みましたが、これも「或る夜の出来事」が少なからず影響を与えているのは間違えありません。

ローマの休日

言わずと知れた、普及の名作も「或る夜の出来事」がなければ生まれなかったかもしれません。ということは女優オードリー・ヘップバーンも誕生しなかった?!

大げさのような話ですが、ありえない話ではありません。

ダルトン・トランボとフランク・キャプラとウィリアム・ワイラーの繋がり

この映画の脚本家はダルトン・トランボという人が書いたのですが、この物語の構造は1940年代半ばにはすでに完成していました(ローマの休日は53年公開)そしてその脚本は「或る夜の出来事」の監督フランク・キャプラに渡されましたが、そのときは制作費の関連で結局映画化はされませんでした。

ですので、このローマの休日の脚本はそもそもダルトン・トランボ流「或る夜の出来事」を書いてみましたという感じなのです。どう?キャプラさん映画にしてみませんか?あなたの大傑作「或る夜の出来事」に影響されて、さらにこんな感じで練って作ってみましたよという感じです。

それから10年程経ち、監督のウィリアム・ワイラーはこの脚本に目をつけ映画化が実現しました。ウィリアム・ワイラーはフランク・キャプラと映画製作会社を一緒に立ち上げたこともある仲です。

金持ちで世間知らずのヒロインが訳ありで逃げていて、たまたま出会った男性は新聞記者。自身のスクープの為にヒロインに近づき助けるのですが、一緒に過ごすうちにだんだんとお互いに惹かれていく。話の構造がまったく同じです。

脚本のダルトン・トランボは赤狩りという共産主義者排斥運動により1950年より刑務所に収容されてしまいます。刑期は終えていましたが、ハリウッドから干されていたのでローマの休日公開時は友人のイアン・マクレラン・ハンターが名前を貸し、彼の名前が脚本にクレジットされました。

そのときはまさかアカデミー脚本賞を獲得するとは誰も思わなかったでしょう。

とても似通った二本の映画なのですが、違うのはラストです。或る夜の出来事はハッピーエンドですが、ローマの休日は少しほろ苦いラストにして男女の関係を越えた人間そのものの成長を描いています。

脚本家のダルトン・トランボはとてもハードな人生を送っているのですが、彼の人生は映画にもなっています。

 

▼次はたくさんの映画に影響を与えた、この映画の画期的なシーンをいくつか紹介していきます▼

amazonプライム会員なら対象の映画・アニメ・TV番組・音楽が見放題 聞き放題

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

現役古本屋店員です。40代中年。映画・漫画・アニメ・歌舞伎・落語・小説・音楽全般などが好きです。国内・国際政治や出来事を勉強しつつ、それに関連するものを紹介できたらと思っています。宅建資格挑戦中。最近父になりました。