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とても話題になっている漫画、森田るいさんの「我らコンタクティ」を読んでみました。
最近流行の80年代的な絵柄を現代風に仕上げて取り入れてつつ、
やはりどこか懐かしさがこみあげてくる青春漫画です。
一言で言って、かなり面白かったです。
万人に受ける作品というよりは、一定の人の胸にグッとくる作品となっています。
絵柄も好き嫌いがあるかもしれません。
そしてかなり文学的ともいえます。しかしたくさんの人に読んでほしい傑作漫画です。
読んでいて一番の気になるところは、
カズキが今でも大好きでUFOに見せたい映画のタイトルは何かということですよね!
この記事ではまだ検証している段階です。
早く知りたいという方は、こちらで結論を書いています↓
漫画【我らコンタクティ】の元ネタ映画?『アフリカ物語』を鑑賞。ヒュ~イ~ ヒュ~イ~な映画はコレ
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「我らコンタクティ」ってどんな漫画?
ストーリーは小学生の頃は人気者で、会社に不満がある今は普通のOLカナエと、
子どもの頃から目立たない、町工場で一人でロケットを作っている小学校の同級生カズキの二人が主人公。
カズキの兄テッペイ、飲食店「みず色クラブ」の経営者梨穂子さん、安川教授、県警の高橋などがこの二人と絡んで話は進んでいきます。
カズキは小学校三年生に体育館でみんなで見た映画が今でも忘れられません。
その次の日公園でカナエとUFOに遭遇します。
カズキはそのUFOに自分の好きな映画を見せるために、ロケットを打ち上げて宇宙空間で映画の上映会をしようと計画しています。
そんな無謀な話を聞いたカナエは、爆笑し、バカにしつつも最初は金目的で近づくのですが、
次第にこの純粋で壮大で実に無意味な計画に自身ものめり込んでいきます。
そして、カナエやカズキ、周りの人達もこの計画が動きだすことで、以前とは変わっていきます。
我らコンタクティ 何とコンタクトするのか?
コンタクトする相手はUFOにだけ掛かっているわけではなく、
自分たちの周りの人間や社会とどう関わっていくかという話にもなっています。
「我らコンタクティ」
人は誰かに関わっていかなければ生きていけません。
すべての人々は「我らコンタクティ」なのです。
おおげさではなく関わり合いの再構築をサラッと描いているところが、この作品の素晴らしいところです。
この一見バカバカしい壮大な計画は成功するのか、カズキとカナエと共に254ページ分の冒険に出てみませんか?
もしあなたが、ちょっといろいろなことに疲れていたらぜひ読んでみて下さい。きっと元気が出ますよ。
ロケットに自分の一番大切なものを詰め込んで、さあリフトオフ!
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さてここからは、ネタバレなどがありますので、内容が知りたくない方は読み終わってから見て下さいね。
カズキの好きな映画のタイトルは何だろう? 実在する映画?
みなさんの一番の気になるところは、
カズキが今でも大好きでUFOに見せたい映画のタイトルは何かということですよね!
情報が少ないのでかなり難しいのですが検証してみたいとおもいます。
まずは体育館でみんなで見た映画、つまり学校側が授業のひとつとして上映したということから、
教育的な作品だということがわかります。
私は今40代半ばなので、このような上映会を体験しています。
体育館や夏休みの公民館などでよく見ました。
必ずこの手の作品には文部省推薦や文部省選定などとチラシに書いてありました。
日活もある時期児童映画なる教育映画を制作していましたね。
教育映画なのでたいして面白くないだろうと期待もせずに見るのですが、
急にショッキングな場面があったり、なんともいえないB級感が漂っていたりいました。
ですので意外とその頃の子どもたちに、強烈な思い出として胸に刻まれていることが多いようです。
そしてもう一回見たいな〜とおもっても、タイトルがわからない、
そもそも学校教育の為の上映のみなのでソフト化もされていない作品もあり、もう見ることができないことが多いのです。
でもこの手の映画というのは見られないから見てみたいだけで、見るとあれ?ということがよくあります。
カナエもフィルム1巻でもういいやと断念していましたよね(笑)
では問題のカズキたちの見た作品の具体的な情報は、
・舞台はサバンナである。
・主人公がヒュ〜イ〜、ヒュ〜イ〜と踊る。
・サイのような動物と髪の長い女性が触れ合っているように見える。
・サイ?同等程度の大きさの動物と、帽子をかぶった男性と髪の長い女性と、髪の長い女の子が触れ合っている
・ラストは女性が一人サバンナを歩いていて、奥には湿地帯、水が見える。
・サバンナの草原にたくさんのバッファローのような動物の群れとそこで一人踊る人(男女の判別つかず)。
このシーンが問題のヒュ〜イ〜、ヒュ〜イ〜と踊るシーンなのは間違いないでしょう。
情報はこれぐらいです。
舞台は宮崎県
まず彼らの住んでいる場所は、たぶん宮崎県だとおもいます。
飲み屋で知り合った、カナエがスポンサーにしようとした会社社長の名刺と梨穂子さんのスマホの地図アプリから推測するに、
宮崎県ないしは宮崎県に近い九州地方だとおもいます。
こちらも読んでみて下さいね。
参考記事 【漫画】『我らコンタクティ』の舞台ってどこなの?宮崎県か茨城県かもしくは架空の場所か
我らコンタクティっていつ頃の話なのか?
あと問題なのは、この漫画の舞台がいつの時代を描いていて、カズキとカナエは年齢はいくつなのかということです。
カズキは、
・多機能ふで箱を小学生のときに使っていた
・iMac G3を使用している 98年発売
・携帯なし
カナエは、
・iPhoneを使用している
デザインは角張っているので4(2010年)から5s(2013年)までに購入したiPhoneを使用中と思われます。
この作品はアフターヌーンで2017年に連載されていましたので、
それより少し前の話なのではないでしょうか。
するとカズキのiMac G3は当時買って、気に入って長年続けているということでしょう。
カズキのことなので、中身は最新のハードディスクやOSを入れている可能性も大です。部屋は狭いけどね(笑)
総括すると、見た目と、仕事場の立場からして専門学校か大学を卒業して地元の中小企業に就職し、
当時20代半ばといったところでしょうか。
カズキの兄テッペイは、小学校時代の絵からしてカズキたちより3・4歳年上として20代後半から30代前半だとおもいます。
彼には子供がいるのですが、今度受験を控えています。ロケットの打ち上げシーンでは子供を肩車しているので、
小学校受験として今5歳ぐらいでしょうか。
梨穂子さんは、テッペイのことをくんと呼んでいますし大人の雰囲気が漂っていますので、
みんなより年上で30代半ばぐらいと想像します。
2012年頃に25歳として1987年頃の生まれで、小学校三年生にこの映画を見ているので、
だいたい1995年よりは前の映画ということになります。
そしてサバンナが舞台ということでですが、サバンナ地帯で一番に思いつくのはアフリカですが、
南アメリカ、インド、インドシナ半島、オーストラリアにもサバンナはあります。
ほとんど当てずっぽうですが、これをヒントに思いつける映画をあげてみたいとおもいます。
ジャミー・ユイス 監督作品
まず最初に思いついたのが、映画監督ジャミー・ユイスの作品。
このジャミー・ユイスで一番有名な作品は「ブッシュマン」(改題コイサンマン)です。
この監督とにかく変わった人で、鉱夫や教師などの職業を転々し、農場を経営しながら映画を撮り続けました。
そしてほとんどの作品はアフリカ大陸の砂漠が舞台となっていて、アフリカ大陸の魅力に取り憑かれたような人です。
「砂漠の冒険」?
70年に撮った「砂漠の冒険」は南西アフリカのナビブ砂漠で、飛行機が不時着した少年が助けを求めてさまようストーリー。
この映画を学校の体育館で見た!という方が結構多く、もう一度見てみたいと時々ネットなどでも見かけます。
砂漠という特殊な環境に一人過酷な状況に置かれる少年に、当時トラウマになってしまった子供たちがたくさんいるみたいです(笑)
この映画の少年役のダーキー・ヘイズは監督のジャミー・ユイスの実の息子なんです!
砂漠での撮影で本当に危険な場面もあったそうです。母親は教師だったそうで、撮影中も毎日勉強することを条件に撮影に参加したそうです。
そして約束を守ってちゃんと勉強したらしいですよ。えらい!
またこの映画ハイエナがずっと追いかけてくるのがとても怖いのですが、どうやって演技させているかというと、
生後二ヶ月から子供のように大事に育てて人間に慣れさせて、裂肉歯も抜いてあるそうです。
これで「あいつはハイエナのような奴だせ」みたいな漫画のセリフがよりリアルに親身になりました。
「ゆかいな仲間たち」?
74年「ゆかいな仲間たち ビューティフルピープル」は南アフリカのナミブ砂漠でそこに生きる動物を撮影したドキュメンタリー映画です。
こちらも公民館や体育館などで見た方がいるみたいです。劇場でもスマッシュヒット、テレビでも放映されたので見た方も多いかもしれません。
ジャミー・ユイスはこの作品で監督・制作・編集・音楽・解説ナレーションとすべて一人でこなし実に4年の歳月をこの映画に費やしました。
マルーラの実という、動物が食べると酔っ払ってしまう植物をご存知ですか?たぶんこの映画が初めてマルーラの実を映像で紹介した作品だとおもいます。
酔っ払う動物がすごくかわいい!
当時の日本版吹き替えは、寅さんこと渥美清さんが担当しました!うわっ、すごい!
カズキのようにこれらの作品が異常に好きで、ジャミー・ユイス作品をまた見たいと切望しているようですが、
DVDが未発売(ゆかいな仲間たちは海外版は発売されています)の為2018年現在見ることができません。
上記したように、渥美清ナレーション日本版DVDを熱望している方もかなりいるようです。マニアック!!!
ディズニー「ドキュメント映画シリーズ」
次に思いつくのはディズニードキュメンタリー映画の作品です。
49年「アザラシの島」から始まるウォルト・ディズニー制作の自然ドキュメンタリーシリーズ。
「砂漠は生きている」?
その中に1953年の「砂漠は生きている」という映画があります。
当時まだ砂漠の生態やそこに住む動植物の日常は一般の人には未知のものでした。
ディズニー映画の配給会社であったRKOは当時こんなドキュメンタリーに誰が映画館に見に行くのかと公開を拒否し、ディズニーが自社で製作・配給をするきっかけにもなりました。
上映されると予想に反して大ヒット「砂漠は生きている」はアカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を獲得、日本でも文部省推薦となり日本中の学校や公民館で上映されその後の「学校で見る映画」というジャンルを拡大した映画でもあります。
その後もディズニーはアニメの資料という側面もありつつ、たくさんの自然もののドキュメンタリーを制作していき、のちの自然ものドキュメンタリーの基礎を作りました。
ディズニーが世界に与えた影響はアニメだけではないのです!
ディズニーは「滅び行く大草原」(54)、「百獣の王ライオン」(55)「生命の神秘」(56)「白い荒野」(5 8)など次々に上映します。
しかしディズニーのドキュメンタリーには、面白い映像を撮影する為にある程度の演出があったことが噂されています。
どこからどこまでがドキュメンタリーであるかの線引きはとても難しいもので、今のドキュメンタリーにも同じような問題はついてまわります。
かずきの見た映画は「砂漠は生きている」やディズニーのドキュメントがかなり近いかとおもいましたが、女の人は出てきません。
闇を描くドキュメンタリー作家 「グァルティエロ・ヤコペッティ」
次におもいついたのが、イタリアの映画監督で、モンド映画というキワモノドキュメンタリーを作り出した奇才監督ヤコペッティの作品。
一番有名な作品は「世界残酷物語」です。
「さらばアフリカ」?
ヤコペッティは「さらばアフリカ」という映画も撮っていますが、
かなりアフリカの闇を撮った作品です。当時見た人はトラウマになったという人がかなりいます。
これはもう文部省推薦とは真逆で、学校で上映したら大問題な映画なので、やはり違うでしょう。
その後も、たくさんのモンド映画がつくられました。すごい時代でした。
アフリカを舞台にした映画が続々公開される
「野性のエルザ」(66)、滅び行く動物たち(70)巨象の大陸(71)日本でも象物語(80)なんて映画もありましたね。
ほんと80年代ぐらいまではアフリカブームとも言えるぐらいにたくさん公開されていました。
テレビでも関口宏が司会の「わくわく動物ランド」も毎週水曜8時は6チャンにして楽しみにしてたしな~。
「アフリカ物語」?!
はい、そういえば!象物語と同じ80年に日本で「アフリカ物語」という映画がありました。
監督は羽仁進・原案が寺山修司で、ハリウッド俳優ジェームズ・スチュアートが出演し、
キティちゃんのサンリオ20周年記念作品という、自分でももはや何を書いているのかわからない(笑)すごい映画です。
話はアフリカのサバンナに不時着した飛行機から、命からがら逃げ出す記憶喪失になった男と少女の物語。
飛行機は不時着したというのは、最初に紹介した「砂漠の冒険」と一緒というか、これはもうアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「星の王子さま」がすべての元でしょう。
そこに男を探しに追ってきた恋人や少女の祖父の長老などが絡んで、
自然と文明への問題定義にもなるストーリーでした。このへんは少し初期の寺山修司ぽく、また漫画家の諸星大二郎作品ぽくもある。
で、この映画
その後追記の記事を書きました↓
カズキの上映したい映画は「アフリカ物語」?
最初はこの映画を知れば、この漫画をより良く理解できるとおもってたのですが、
気づいたのはこの映画が「アフリカ物語」かどうかということは、この漫画にとってあまり重要ではないということでした。
カズキの変わった性格をより良く知ることにはなるとおもいますけど(笑)
はっきり言って「アフリカ物語」は映画史からは、ほとんどまったく無視された一本です。
もしいろいろな人にあたなの人生最高の10本を選べと言われて「アフリカ物語」を選ぶ人はほぼいないでしょう。
もしいたら、ごめんなさい。
でもそんな名作ではないけれど、自分だけのベストな映画、みなさんにも一本ぐらいありませんか?
映画は誰と見た、どこで見た、映画館の他のお客さんの様子、
そのときの自分の心の状態、時代の雰囲気、季節、匂い、音、いろいろな情報が積み重なって一つの映画の思い出が形成されていますよね。
もし自分ならどの映画を宇宙で上映し、どこか知らない生命体に見てもらいとおもうのかを想像するのが、一番の楽しみ方でしょう。
カズキにとっての映画は、自分にとっては何なのか。大切なもの、それはもしかしたらもう映画でなくてもいいのかもしれません。
そんなことを考えながら、ヒュ〜イ〜 ヒュ~イ~ ともう一度読んでみたいとおもいます。
長い文章にお付き合いありがとうございました。
あっ最後にひとネタ。
「みず色クラブ」は京都三条に実在するそうです。カウンターも看板ネオンもそのまま。作者の森田るいさんも立ち上げに関係しているそうです。いつか行ってみたい!
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面白い記事でした。
私も、この漫画の舞台がどこなのか気になって調べています。
打ち上げ場所をどこにするかという話でりほこさんのスマホに出ていた国道6号線や真鍋町(まなべまち)という地名は茨城県のものです。
なので、つくばと種子島をミックスした架空の場所が舞台なのかなと思いました。
もも様
コメント誠にありがとうございます。私の稚拙な記事に「面白い」なんてコメント頂き恐縮ですが、嬉しかったです。しかも漫画の舞台設定の予想も間違っていたとは・・・。本当に恥ずかしいかぎりですが、ご指摘感謝致します。近日中にもも様に教えてもらったことを添えて、記事を書き直したいとおもいます。こんなダラダラなブログですが、これからもよろしくお願い致します。ちなみにまだあまり記事には出来ていないのですが、大好きな漫画家は高野文子さん・近藤ようこさん・近藤聡乃さん・つげ義春さん・諸星大二郎さん・大島弓子さんなどです。