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ここでは、1964年に日本を含めたアジアで初めて開催された第18回の東京オリンピックや、ちょっと広げてオリンピックを題材にした、またオリンピックが登場する作品を紹介します。
ではさっそく行ってみましょう！
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市川崑 「東京オリンピック」
1964年東京オリンピックの公式記録映画。
最初は黒澤明にオファーが来たが断り、その後も数人の監督候補のなかから、「金田一シリーズ」などで有名な市川崑（いちかわこん）監督が選ばれた。
名カメラマン宮川一夫などが撮影を担当した映像は、独創的かつ斬新な内容になり、当時は記録映画か、芸術映画か、と物議をかもす騒ぎとなる。
当時の東京などの様子など、貴重な映像が見られる作品となっている。し
日本における映画の動員数でも、「千と千尋の神隠」「アナと雪の女王」に次ぐ３位に今だにランクインされているモンスター級の映画。シネコンなどもちろんない時代での、ここまでの動員数は破格の大ヒットなので、一生に一度は見て下さいね。
「貸本版墓場鬼太郎 ゲゲゲの鬼太郎」
今では国民的な妖怪ヒーローである、
ゲゲゲの鬼太郎こと鬼太郎はみなさん知っているとおもいます。
その原点（本当は紙芝居など複雑な歴史があるのですが、ここでは置いときましょう）である、「墓場鬼太郎」という作品をご存知ですか？
この頃の鬼太郎は煙草を吸い、目玉の親父に逆らい、ねずみ男と共謀し小金を稼ぐフーテン妖怪でした。今とは全然違う姿や性格に、「なんだか悲しい！」とおもう人もいれば、「最高！これこそ鬼太郎」という人もいます。
そんな墓場鬼太郎の生きてる世界はまさしく東京オリンピック開催直前の東京なんです。突貫工事が行なわれている街を歩く鬼太郎と親父は、世紀の祭典をとても冷めた目で見つめているところが、水木しげるらしくて、印象に残っています。
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「いだてん」
2019年のNHKの大河ドラマ。冒頭は、日本初のオリンピック出場となった1912年の第5回ストックホルム大会のエピソードでした。
短距離の三島弥彦とマラソンの金栗四三は負けはしましたが、日本のスポーツ界に偉大なる一歩を踏み出しました。
さらに1936年のベルリンオリンピックを挟み、1964年の東京オリンピックの話に繋がっていく予定になっています。
視聴率は悪いみたいですけど、面白いですよ。これからも楽しみ！
「オリンピア・キュクロス」
「テルマエ・ロマエ」で有名なヤマザキマリの最新作。2019年3月現在、2巻まで既刊されています。
古代のギリシャ青年が、東京オリンピックに参加してしまうという、タイムスリップもの漫画。
２巻にはなんと漫画の神様、手塚治虫も登場します！
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「あさドラ！」
「MASTERキートン」「20世紀少年」の浦沢直樹、最新作。2019年3月現在、単行本1巻が既刊されています。
主人公あさの一代記。冒頭には新国立競技場に怪獣が？！
1964年の東京オリンピックもこのあと出てくる展開になるとおもいます。なんだか20世紀少年のように、最初はすごいテンションでてんこ盛りで面白いんですけど、
最後がね・・・という、しりすぼみにはならないでほしい！
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「YAWARA」
「あさドラ！」の浦沢直樹の傑作柔道漫画。
これは文句なく面白く、スポーツ漫画の金字塔の一つです。YAWARAちゃんの強さと可愛さ、ライバルたちとの激闘、松田さんとの恋愛など、この頃の浦沢先生は神がかっていました。
またアニメも皆口裕子の声が柔ちゃんにぴったりで、永井真理子が歌う主題歌の「ミラクル・ガール」も良かったですね。懐かしい。
浦沢直樹はやっぱり、「パイナップルARMY」「MASTERキートン」「YAWARA」の３作品が最高ですね。
英語表記がタイトルに入っていると、浦沢先生が神がかるのか。「HAPPY」も好きだったし。
いやこの人の長編漫画「20世紀少年」と「あさドラ！」以外、全部英語表記が入っている！（笑）
「あさドラ！」はあまり期待せずに読んでます。ファンの皆様すみません。
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「AKIRA」
世界に誇る、大友克洋の傑作SF漫画。単行本全６巻。
2020年に東京オリンピック開催が決まると、ネットなどではAKIRAが未来を予言していたと話題になりました。
AKIRAの舞台は2019年東京湾上のネオ東京。
荒廃したかつての東京が、2020年の東京オリンピック開催を機に都市開発で復興しようとしているという設定だったのです。
連載開始は1982年ですから、当の大友克洋もさぞかし驚いていることでしょう。
「アドルフに告ぐ」
手塚治虫による、アドルフ・ヒットラーを軸に様々な人々の数奇な運命を描いた傑作漫画。
1936年は第11回ベルリンオリンピックが、ナチス政権化で開催されました。この漫画でも出てきます。
当初ヒットラーはオリンピック開催には難色をしめしていましたが、その頃テレビ中継の本格的な始動により、世界にドイツの強さを示すことが出来ると説得され開催されました。
日本初の女性金メダリスト、水泳選手・前畑秀子のラジオ中継「前畑ガンバレ！前畑ガンバレ！」はスポーツ実況最も有名なフレーズです。
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「21エモン」
藤子・F・不二雄によるSF漫画。
おんぼろホテルの跡取り息子の21エモンが巻き起こすドタバタギャク漫画。
時は2018年、東京で第１回「宇宙オリンピック」が開催されます！さすがにAKIRAのように現実とはいきませんでしたが、いつの日かこんなことになるのかもしれません。
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このエピソードは新装版2巻に収録
「お茶の間」
望月峯太郎の傑作青春漫画「バタアシ金魚」の続編。単行本全３巻。
青春も終わり、情けない男になっていた主人公の薫。
もう一度ソノコに振り向いてもらう為に、水泳でオリンピックを目指すストーリー。
「バタアシ金魚」は私的には青春漫画オールタイムベスト１といってもいいぐらい好きな漫画なので、
続編である「お茶の間」の冒頭の情けなさには泣きました（笑）
でもやっぱりかっこいい薫。
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「奇跡の翼」
作者・浜口奈津子。単行本全２巻。
若干14歳、史上最年少で金メダルを獲得した朱方歩夢。
しかしその後ケガで引退、今は普通の高校生になっていた。
そんなある日水泳部の翼と会い、心ひかれるが、彼女にはなんと夫がいたというストーリー。
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「金剛地さんは面倒臭い」
抱腹絶倒、ハチャメチャな展開で最近もっともお気に入りな漫画。
作者は、とよ田みのるさんです。単行本2019年3月現在、3巻まで既刊。
主人公の金剛地さんは、正論しか言わない超堅物の女柔道家で、心優しい鬼の樺山くんとの恋愛ギャクストーリーです。
この漫画二人の未来の重要な事柄を、どんどん最初に教えてくれちゃいます。
そしてあとから、「こうなってこうなった」とたどるような展開が多くなります。
金剛地さんも今は高校生なのですが、オリンピックで金メダルをとることが知らされています。
なかなか口では説明が難しいのですが、ぜひ読んでもらいたいおすすめ漫画です！
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どうでしたか。気になる作品はあったでしょうか。
あと一年オリンピックを題材とした作品に触れて、気持ちを盛り上げていきましょう！
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（＠byebyeamaryllis）