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最近話題の「ブルーピリオド」という美大受験漫画を読んでみました。
2023年12月時点で15巻まで既刊されています。
みなさんもこれを機会に読んでみてはどうでしょうか?
では、さっそく基本情報から行ってみましょう!
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ブルーピリオドの作者は誰なの?
作者は「山口つばさ」さんです。
pixivで漫画を投稿後、月刊アフタヌーンの増刊good!アフタヌーン誌に読み切りを発表。
新海誠のアニメ「彼女と彼女の猫」のコミカライズの作画を担当。
「ブルーピリオド」が初のオリジナル連載漫画です。
ブルーピリオドのストーリーは?
主人公の矢口八虎(やぐち やとら)は、不良仲間と渋谷のサッカーバーで、煙草を吸いながら酒を飲むような金髪でチャラいイケメン高校生。
そのくせ勉強もでき、なにをやってもしっかりこなす秀才です。
受験をひかえた高校2年生なので、将来設計もちゃんと考えているちょっと嫌味なキャラです。
そんな彼が、偶然見かけた美術部の一枚の絵に心を奪われます。
今まで自分とは関わりのなかった美術というものに飛び込んでみたものの、うまくいかずに悪戦苦闘。
しかし、八虎は初めて熱中するものに出会い、生きる意味を見出していく青春ストーリーです。
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ブルーピリオドってどこで読めるの?
2017年より月刊「アフタヌーン」誌で連載中です。
2023年12月時点で15巻まで既刊されています。
まだまだ追いつけますので、ぜひ読んで見て下さいね。
「ブルーピリオド」5つの「ハッとしてGOOD!」おすすめポイント
5つの「ハッとしてGOOD!」とは、当サイトの管理者ポーが「独断」と「偏見」と「心強さ」を発揮して、
「ブルーピリオド」の好きなポイントを5つ挙げてみなさんにこの作品をおすすめするコーナーです。
ちょいヤンキーの熱血美術がGOOD! 1good
普通美術系の漫画って、やっぱり「おしゃれ」な子や「個性的」な子が、絵のうまさを武器に頑張って行くストーリーが多いとおもうのですが、
主人公の八虎はちょいヤンキーです。
負けたくないという熱血魂で、美術に挑戦していくところが新しく面白いところです。
絵の勉強になるところがGOOD! 2good
熱血魂で、闇雲にただただ絵を描きまくれば少しづつは絵は上達するでしょうが、すぐにはうまくなりませんよね?
絵の対象物を観察して、とても写実的にリアルに描くのはもちろん大事です。
しかし絵描くということは、うまく見せるコツや、人の視覚を利用した色使いや描き方の知識が必要です。
これがあるかないかでは、まったく絵のうまさが変わってくるんですね。
美術部の先生や、後に予備校の先生たちが漫画内で解説してくれます。
絵って元々絵のうまい人やセンスのある人だけが描けるものだとおもっていましたが、以外と理論的に取得していけばある程度のところまでは誰でもうまくなれる気がします。
私のような絵の知識のない読者は、八虎と一緒に「なるほど!」と絵の勉強にもなるところがGOOD!です。
サブキャラも個性的でGOOD! 3good
八虎以外にも個性的なキャラがたくさん出てきます。
女装している美男子、鮎川龍ニ。
絵のセンスは抜群だけど、誰にも心を開かない高橋世田介。
ほんわかしているけど実は経歴が謎な美術の先生。
おたくな美術部仲間などなど、みんなキャラがすごくGOOD!です。
美大受験の今が判るところがGOOD! 4good
美大の数や専攻の種類、はたまた授業料にはいくらぐらいのお金が必要なのか。
就職先から、受験の内容などかなり詳しく説明されています。
あまりここまで美大について具体的に書かれている漫画はないのではないでしょうか。
ほとんど知らない世界なので、驚くこともありますし、もしあなたが美大に興味があるのでしたら、参考としての入門書としてもいいかもしれません。
また美大の受験の流れも昔とは変わりつつあるようです。作者の山口つばささんは、取材をして描いているので、今のリアルな美大受験を知れるところがGOOD!です。
美術って何でやるの?生きる意味を問うところがGOOD! 5good
主人公の八虎は、頭も良くこのままなら、うまく社会に順応していわゆる勝ち組になるような男です。
彼も絵は趣味でもいいんじゃない?と考えます。
また美大出て就職どうすんの?とも考えます。
現代のほとんどの人は就職をしてお金を稼いで安定した生活のために、勉強したり資格を取ったりするのだとおもいます。
ではなぜ一部の人は美術を学び、絵を描いたり、立体作品を作り出したりするのでしょうか。
答えは簡単ではありません。八虎と同じ気持ちでこの作品を読めば少し答えが見つかるかもしれません。
読んだあとには、なんだか自分も何かにチャレンジしてみたい!とおもうような力のある漫画です。
みなさんもぜひ機会があれば読んでみて下さいね。
おすすめ美大系漫画をご紹介!読んだことあります?
「かくかくしかじか」
東村アキコの傑作自伝漫画。
絵画教室の日高先生のスパルタ具合が壮絶で面白い。そして最後は泣ける!
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「さくらの唄」
安達哲の傑作青春漫画。カルト漫画として今も伝説となっています。
主人公は美大進学の為に画塾に通う高校三年生。
ブルーピリオドとはまったく違い、かなりあぶない青春漫画となっています(笑)
刺激も求める方のみ読んでみて下さい。最後は圧巻ですよ。
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「ハチミツとクローバー」
羽海野チカの美大定番漫画といえばハチクロ。
やっぱり名作ですね。
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「アオイホノオ」
島本和彦による大阪芸術大学をモデルとした半自伝的漫画。
80年代の漫画アニメ文化もよくわかる、熱い青春ギャグで傑作!
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「おひっこし」
「波よ聞いてくれ」でも話題の沙村広明(当時は竹易てあし名義)による美大生の青春ストーリー。
特に美大の話が出てくるわけではないところが、リアルです。
どちらかというと音楽バンド漫画といったほうがいいかもしれません。
むちゃくちゃなんだけど、美大にこんな人達いそうで面白い。私も学生の頃はムサビやタマビの友達がいましたが、変わった人多かったです(笑)
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いかがだったでしょうか?
ブルーピリオドや、美大系の漫画をぜひ読んでみて下さいね。
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