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80年代にテレビでよく流れていたこんなCMをあなたはおぼえていますか?
サントリーの缶ビールのCMでペンギンのアニメ。
内容は甘酸っぱく、ほろ苦い青春が描かれていました。
当時はとても人気でキャラクター商品なども発売されていました。
またバックで流れる曲が松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」でした。
シングルのB面曲だったのですが、このCMをきっかけに今も歌い継がれる有名曲になりました。
そして今回はこのCMの印象的なナレーションとキャッチコピーについて書いてみたいとおもいます。
サントリー缶ビール ペンギンアニメのナレーションって誰?
印象的なナレーションを担当していたのは、所ジョージさんです。
アニメーションは恋愛もので、雰囲気がおしゃれで、ほろ苦のノスタルジックな味わいになっています。
そこに所さんの声はあまり合わなそうですよね。
ところが、このスコーンと抜けた声がなぜかピッタリなんです。
特にかっこつけるわけでもなく、いつもの所さんの発声なのに、映像と重なるとジーンと心に突き刺さるんですよ。
いい意味でちょっと外す組み合わせで、トータルイメージを作り上げるクリエーターの仕事は、80年代ぐらいまではCMに限らずに本当にうまい。
いまなら低いトーンの声で、かっこつけたナレーションをつけてしまうでしょう。
それでは普通のCMになっちゃうんですよね。また外しすぎてもつまらないし。
ストーリー・アニメ・音楽・ナレーション・キャッチコピーすべてのバランス感覚が素晴らしい名作CMとなっています。
そうもう一つ忘れてはいけないのが、所さんのナレーションで読まれるキャッチコピー。
これもなんだか味わい深いんですよね。
ではざっと見ていきましょう。
「カサブランカ」編
バーで唄う女性ペンギンシンガー。
その歌声におもわずこらえきれないペンギン。
キャッチコピーは『泣かせる味じゃん』
記念すべきサントリーペンギンアニメの第1作目。
ほとんどの方はこのCMを思い出すとすればこの第1作目でしょう。
バックの音楽は松田聖子さんの「SWEET MEMORIES」。
タイトルは「カサブランカ編」とついており、1942年のハンフリー・ボガート・イングリッド・バーグマン主演の「カサブランカ」から。
この映画では酒場で歌われる「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」が印象的に使用されていることでも有名。
人気に押されて、次々とペンギンアニメCMがつくられていきます。
「ロッキー」編
ボクシングの試合で負けてしまうペンギン。
ノックダウンされるシーンをおもいだしていると人影が。
コーチのおっちゃんに連れられて、ビールを持った彼女が控室に現れる。
キャッチコピーは『こんな僕でよかったら』
タイトルはそのまま1976年主演・脚本シルヴェスター・スタローンの名作ボクシング映画から。
ボクシンググローブにはCANと書いてあったり、第1作目にビールを運んでいた黒目のペンギンがモップで床掃除をしている遊び心も楽しい。
「訪問」編
夏のある日。
海が近い坂の上の自宅の窓辺でくつろいでいると、ノックする音が。
ドアを開けると、ビールの詰め合わせを持ってきてくれた笑顔の彼女が立っている。
キャッチコピーは『幸せは突然やってくる』
タイトルは不明だったため適当につけました。
舞台は今までの海外風ではなく、日本のお中元を意識し、入道雲と海を背景に坂を登りながらお届けもの持参するという定型的なお中元シーズンのCMパロディのような内容。
道ですれ違う釣り人は、黒目ペンギンでここでも登場。
「春の丘」とこの回は、幸せな2人が見れてほっこりします。
「春の丘」編
家の広い芝生の上でギターを弾き唄う彼女。
自宅からビールを持って彼女に手渡すペンギン。
キャッチコピーは『一段とうまくなったんじゃない』
いつもの黒目ペンギンが井戸水でビールを冷やし、第1作目で女性ペンギンシンガーのバックコーラスをしていた3人のペンギンも再登場。
「旅情」編
列車で旅立つ彼女。
動き出す列車を必死で追いかけながら、なんとか彼女に缶ビールを手渡すも転んでしまうペンギン。
ホームで起き上がり眺めた先には、車窓から乗り出して手を振る彼女の瞳から涙が流れる。
キャッチコピーは『私は缶ビールになりたーい』
彼女を乗せた列車の行き先が車両に書いてあります。
見える部分はMAーVENEZIAとなっているので、ローマからヴェネツィアを走る列車だということがわかります。
黒目ペンギンは赤帽(昔はよく見られた列車の乗客の手荷物を運ぶ仕事。ポーター)役で登場。
思い出のシーンでバイオリンを演奏しているのは、ロッキー編のセコンドのおっちゃん。
「ビッグウェンズデー」編
海の家でビールを飲んでいるペンギン。
サングラスを外して眺める海岸では、貝殻を耳にあて目を閉じて音を聞く彼女。
その姿はいつかの思い出なのか?
おもむろにサングラスをかけ直したペンギンの頬を一雫の涙が流れる。
キャッチコピーは『胸に染み入る夏の恋』
サーファーが波乗りに失敗してサーフボードが落ちるのと、彼女の手からサラサラとこぼれ落ちる砂の対比がスローモーションで表現されていて実に素晴らしい。
海の家のピンクのネオン看板の文字はCAN。黒目のペンギンはマスター。
タイトルはジョン・ミリアス監督作品、1978年の同名サーファー映画より。
「哀愁」編
バーでビールを飲むペンギン。
視線の先は布をかぶったピアノやドラムセット。
いつかのバンドの演奏に合わせて2人で踊ったダンスを思い出しながら、涙がこぼれ落ちるペンギン。
キャッチコピーは『思い出だけでは生きていけない』
続けて所ジョージが「缶ビール下さい」というのですが泣きそうでうまく言えないという演出もGOOD。
黒目ペンギンはバーテンダーでガラスのコップを拭いています。
「アルバム」編
木々の葉っぱも残り数枚。
アルバムには彼女との楽しい日々を写したフォトグラフを懐かしそうにめくるペンギン。
最後のページは写真が剥ぎ取られている。
寒々しい風景を窓越しから眺めるペンギンの目に涙がこぼれ落ちる。
キャッチコピーは『胸がとっても熱いから』
窓の外には古そうな教会が見え、旅情編と並びヨーロッパが舞台なのかもしれません。
黒目ペンギンは外で落ち葉を掃く役柄としてここでも登場。
トランペット編
古びた鉄筋のアパートメント。
屋上でトランペットを吹くペンギン。
そこへビールを持った彼女が現れる。
キャッチコピーは『ビールと言えば缶と答える仲である』
舞台のモデルはクールジャズの街、ニューヨークのマンハッタン。
摩天楼のシンボル、クライスラー・ビルディングも見えます。
どうだったでしょうか?
名作CMには、名ナレーションと名コピーがつきものです。
こんな心ワクワクするCMって最近は見かけなくなったな〜というのが正直な印象です。
では最後まで読んでいただきありがとうございました。
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(@byebyeamaryllis)