大河ドラマ【べらぼう】市原隼人演じる『鳥山検校』ってどんな人物だったの?

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@byebyeamaryllis

 

2025年の大河ドラマは江戸時代の版元・蔦屋重三郎を主役にした

 

べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜」が放送されますね。

 

※大河ドラマ「べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜」@berabou_nhk Xより

 

キャストが続々と発表されていますが、

 

市原隼人さんも出演されます。

 

 

市川隼人さんが演じるのは、鳥山検校です。

 

まず初めに検校ってなんのことでしょうか?

 

知っているとドラマも楽しめますので簡単に書いていきますね。

 

ではさっそくいってみましょう!

 

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検校ってなんのこと?

まず鳥山検校という名前ですが、

 

読み方は、とりやま けんぎょうと読みます。

 

検校とは、元々は平安時代に荘園を監督する役職名でした。

 

室町から江戸時代になると、江戸幕府は目が見えなく職業が限られている盲人たちを支援・保護するために、盲人の組合を組織します。

 

その組合の1番の位となるのが、検校です。

 

検校となると、頭巾や杖、僧侶のような専用の衣装の所有が認められました。

 

なるほど
映画で有名な座頭市の座頭も位の1つだよ。「座頭の位を持っている市さん」という意味だね。

 

主な仕事としては、地歌(三味線歌)・箏曲(琴のような楽器)・胡弓・按摩・鍼灸などの職業があり、

 

検校となり医療や近世邦楽にとても大きな役割をし、社会的にも地位の高い位とされていました。

 

しかし、

 

普通は仕事の実績で官位が上がっていくものなのですが、金銀を支払えば早く昇進できるシステムでした。

 

さらにその上幕府は、上納金欲しさに組合に高利の金貸し業も容認してしまいます。

 

う〜ん
それはどうなの〜

 

そこで金貸し業をなりわいとし、幕府公認をいいことに執拗な返済を求め、莫大な利益を上げる盲人が出てきました。

 

その1人が鳥山検校なのです。

 

その額一万五千両の財をなしたとも言われています。

 

莫大な儲けは、江戸一番の歓楽街・吉原での豪遊。

 

ここで大河ドラマ「べらぼう」と繋がりが出てきます。

 

主人公の蔦屋重三郎は吉原生まれで両親の離婚を機に、

 

吉原の引手茶屋を営む家に養子に出されます。

 

生まれも育ちも吉原の重三郎の幼馴染としてえがかれるのが、

 

小芝風花さん演じる、老舗妓楼大見世の「松葉屋」に幼くして売られ働く花の井です。

 

この花の井は、のちの五代目瀬川という人気遊女となります。

 

それを見初めて落籍身請けしたのが、鳥山検校なのです。

 

身請け料はなんと1,400両という額でした。

 

当時の江戸でも話題になり、「傾城買虎之巻(けいせいかいとらのまき)」など2人の関係を題材にした本や芝居もでました。

 

その後検校たちのあまりの暴利に、幕府は盲人たちの高利貸しを禁止します。

 

身請けから3年後、それでも高利貸しを続けていた鳥山検校など関係者数名が捕まり、江戸追放や遠島などの刑に処されました。

 

補足】→明治時代になると制度は廃止され、盲人組合による特権も失われました。

 

またこの中に神山検校というさらに悪徳と名高い高利貸しも捕まり死んでいるのですが、彼の旧家には怨念で幽霊が出るとの噂で誰も借りる人がいませんでした。

 

安くて広いとそこに移り住んだのが、「べらぼう」にも登場する平賀源内です。

 

江戸で活躍するマルチな天才源内は、この家で殺人を犯してしまいあっけない最期を迎えることとなります。

 

話は少しそれましたが、史実ではありませんが蔦屋重三郎と花の井は密かに心惹かれ合うという設定かとおもわれるので、

 

鳥山検校との三角関係がどうえがかれるのか注目して観ていきたいですね。

 

その後の五代目瀬川の行方はよくわかっていません。

 

鳥山検校は1791年に検校に帰座(復帰)しています。

 

またのちに蔦屋重三郎が出版する「新美人合自筆鏡」画・北尾政演(山東京伝)には六代目瀬川が描かれています。

 

では最後まで読んで頂きありがとうございました。



ABOUTこの記事をかいた人

元古本屋店員。40代中年。映画・漫画・アニメ・歌舞伎・落語・小説・音楽全般などが好きです。国内・国際政治や出来事を勉強しつつ、それに関連するものを紹介できたらと思っています。宅建資格挑戦中。最近父になりました。